こんにちは! 統合失調症歴11年の大地です!
僕が中学時代に、10回ゲームが流行ったことがありました。
代表的なもので言うと、「ピザって10回言って!!」「ピザピザピザピザ・・・・・・ピザ!」
「ここは?」と言い肘を指さす。そうすると、さっきピザと10回言うことで、脳がその言葉に引っ張られて肘を指さしているのに「ひざ!」と答えてしまう人が出て面白い。
という内容のものなのだが、僕の通っていた中学校は携帯・スマホの持ち込み禁止で、休み時間といえばヤンキーと廊下でもみくちゃになりながら投げ飛ばし合うか(スリルがあって面白い)、陰キャとカードゲームの話や恋愛ごとの噂話をするくらいしかない。
僕はヤンキー側にも陰キャ側にも属していたので、日によってどっちとも遊んでいた。
そんな中、陰キャ組が10回ゲームを始めた。
最初は騙されるか騙されないかのわくわくがあったのだが、ある時から徐々に誰も騙されなくなっていき、10回ゲームをする人が少なくなっていった。
僕もその時には10回ゲーム自体がそこそこつまらなくなっていたのだが、それでも最初に始めた人は浮かれながら10回ゲームをしようとする。
最初に始めた人は、自分がこの遊びの最先端だと錯覚しているので、誰もが飽きてきていてもそれに気づかずまだ続けようする傾向があるのは今も昔も変わらないんじゃないだろうか。
そんなゲームそのものに飽きてきてる中、僕は10回ゲームの標的にされてしまった。
「うっでぃ~!!(大地)10回ゲームしようぜ!!」
僕はつまらないと思っていても、とりあえずその友達に乗っかって10回ゲームをやった。
「いや~、引っかからなかったか」友達が嬉しそうにしているのを見て僕はあることを閃いた。
そうか、10回ゲームは言葉が10回だからつまらないんだ!!
もうみんな飽きてきているし、みんなが飽きないような10回ゲームをやればいいんだ!!
僕は他の人と違う思考で違うことを考えることが好きなのだが、そんな僕が悪知恵を働かせた瞬間なのであった。
「○○っち!! 僕も10回ゲーム出題して良い?」大地は友達にそう言った。
「いいよ!」
「じゃ~いくね?」
「うん!」
「ピザって100回言って! その間に僕はトイレ行って教室戻ってるから!!」
○○っちはニヤニヤしたまま固まって動かなくなった。
「何で言ってくれないんだよ! 早く100回言ってくれよ!!」
僕がそう言っていると、近くに友達が通りかかった。
「△△くん、丁度よかった。今から○○っちがピザって100回言うからその間にトイレ行って教室戻ろうぜ!」
「おお! 新しい10回ゲームか。これは100回言い始めるまでしっかり待たないとな」
△△くんを仲間に引き入れて僕たちは○○っちにピザって100回言わせようとしているが、○○っちはニヤニヤしたまま固まって動かない。
すると、△△くんがこう言った。
「○○っち、10回ゲームなんだから○○っちが『ピザ』と言い始めないと始まらないんだ。恥ずかしくて言えない気持ちは分かるけど、ここは俺らの為に頑張ってくれよ!!」
「恥ずかしいわけじゃないよ~」○○っちはニヤニヤしながらそういった。
それを聞いた僕はすっとぼけながら、こう言った。
「恥ずかしいわけじゃないのか? ○○っちはてっきりシャイなのかと思ったよ。あ、あれだ、シャイボ~~~~イ!! はっはっはっは!!」
「違うよ!! 何で俺にピザって100回言わせたいんだよ!! 俺がピザって言ってる間に2人とも居なくなっちゃうじゃんか!!」
このやり取りでボケとツッコミが成立していて、この出来事があって以降は、10回ゲームではなく100回ゲームが流行り、「100回言って!」と言った人に対して「何で言わせたいんだよ!!」とツッコミを入れることが流行ったのであった。
一緒に闘病生活頑張ろうぜ!!
今日も頑張ってお薬飲みます!皆さんも一緒に頑張りましょう(≧▽≦)/
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