こんにちは!大地です!統合失調症歴13年目になります!!(・ω・)ノ
今回の通院で電車に乗ったとき、帰宅後にベッドで倒れこむほどの疲れはあったのですが、以前のように電車に乗っただけで嘔吐してしまいそうなほどの強い不快感は出ませんでした。前回は頭のふらつきや胃の気持ち悪さは少しありましたが、今回は前回より明らかに耐性が付いていて、自分でも明らかに平気になっている感覚がありました。
今回も、電車に乗る前は今回体調不良になるかもしれないという不安はありましたが、結果的に僕の挑戦はいい方向に行けたのかなって思っています!
帰宅後は疲れがどっと押し寄せてきて、倒れるように寝てしまいましたが、前回と今回の両方とも、以前ほど悪くなっていないと感じていて、2回連続で前よりも良くなっている感覚がありました。
前回はたまたま嘔吐するほどの不快感がなかったのかも。体調不良がたまたま軽くなっていただけなのかも。など、今回もう1回わざわざ電車を使ったのは、自分がどういう状態なのかを検証することも兼ねていました。そして、今回電車に乗ってみて、確実に良くなっているという確証がありました。
僕は新たに幻視の症状が出て、再燃していて病気の症状は確実に悪くなっているのに、なぜ電車に乗っても以前ほどの強い体調不良が出なかったのかめっちゃ疑問に思いました(??)/
そこで、今回はなぜ電車に乗っても嘔吐するほどの不快感や体調不良になる症状が少なくなっていたのかを医学的な観点から調べてみました!!
統合失調症の不快感を軽くする方法|感覚フィルターの医学的な研究
統合失調症では、これまで強い不快感や体調不良が出ていた状況でも、同じ経験を繰り返すことで症状が軽くなることがあります。これは気合いや根性ではなく、脳の情報処理の変化によって説明できる現象とされています。特に、刺激への慣れ、感覚処理の安定、予測による不安の低下といった要素が関係していると考えられています。
統合失調症では、音や人混みなどの環境刺激に対して過剰に反応しやすい状態になることがあります。これは感覚情報を整理する働きが不安定になるためで、通常であれば問題にならない刺激でも強い負担として感じられることがあります。電車の場合であれば、車内アナウンス、走行音、人の会話、視線、揺れなど複数の刺激が同時に入ってくるため、脳の処理が追いつかず不安や体調不良につながることがあります。
しかし同じ状況を繰り返し経験すると、脳はその刺激を危険ではないものとして学習していきます。このように繰り返しの経験によって反応が弱くなる現象は慣れと呼ばれています。最初は強い不安や身体症状が出ていた場合でも、同じ環境に何度か触れることで過剰な反応が徐々に弱まることがあります。これは統合失調症においても研究で確認されている変化です。
また統合失調症では感覚フィルターの働きが弱くなることが知られています。感覚フィルターとは不要な刺激を無意識に減らす働きのことです。この働きが弱いと周囲の情報がそのまま入ってきてしまい、情報量が多すぎて処理が難しくなります。しかし同じ環境に慣れることで、このフィルター機能が一時的に安定し、刺激の影響が弱くなることがあります。その結果として、以前よりも体調不良が軽くなる場合があります。
さらに予測できる経験も症状の軽減に関係します。初めての状況では何が起こるか分からないため不安が強くなりますが、以前に経験している場合は状況を予測できるため、過剰な警戒が弱まります。統合失調症では予測できない刺激に対して強い反応が出やすいとされているため、過去の経験があること自体が症状の軽減につながる可能性があります。
このような変化によって、以前は強い体調不良が出ていた状況でも徐々に症状が軽くなることがあります。統合失調症では次のような形でこの変化が現れることがあります。
具体例5選
① 電車に乗ったときの吐き気が軽くなる
最初は強い不快感や吐き気が出ていた場合でも、同じ路線や同じ移動を繰り返すことで刺激に慣れ、体の反応が弱くなることがあります。
② 人混みでの不安が少し軽減する
以前は人が多い場所にいるだけで緊張が強くなっていた場合でも、何度か経験することで警戒が弱まり不安が軽くなることがあります。
③ 音に対する過敏さが弱くなる
電車の走行音やアナウンスなどに強く反応していた場合でも、繰り返し聞くことで脳が不要な刺激として処理しやすくなります。
④ 外出後の疲労が軽くなる
強い緊張状態が続くと帰宅後に強い疲労が出ますが、慣れによって緊張が軽減されると疲労も軽くなる場合があります。
⑤ 予測できることで体調不良が減る
前回の経験から状況を予測できると不安が減り、吐き気やふらつきなどの身体反応が弱くなることがあります。
結論
統合失調症では、刺激への慣れや予測による不安の低下によって症状が軽くなることがあります。これは完全に症状がなくなったわけではなく、脳の反応が段階的に変化している状態と考えられています。そのため体調不良が残っていても、以前より軽くなっている場合は変化が起きている可能性があります。
またこのような変化は一度で大きく改善するのではなく、段階的に進むことが多いとされています。最初は吐き気が少し軽くなる程度でも、繰り返すことで不安が減り、体調不良が弱まり、行動が少しずつ安定していく場合があります。この過程は統合失調症の回復過程の一つとしても説明されています。
統合失調症では症状の影響で突然できなくなることがある一方で、このように繰り返しの経験によって再びできるようになることもあります。体調不良が完全になくならなくても、以前より軽くなっている場合は、脳が環境に適応し始めている変化と考えられます。
参考文献
- Habituation deficits in schizophrenia, PubMed Central
- Reduced habituation and sensory processing in schizophrenia, PubMed Central
- Sensory modulation problems in schizophrenia, BMC Psychiatry
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