こんにちは!統合失調症歴13年目の大地です!(・ω・)ノ
今回は、統合失調症の「初期症状・前兆」について書いていきたいと思います。
結論|統合失調症の初期症状は小さな変化から始まることがあります
統合失調症というと、「突然、幻聴や妄想が出てくる」というイメージがあるかもしれません。
でも、実際にはそれだけではありません。
発症の前後には、眠れなくなったり、人と関わることが減ったり、集中しにくくなったりするなど、日常生活の中で少しずつ変化が現れる場合があります。
「最近、何となく以前と違うな」と感じることもあるでしょう。
ただし、ここは注意してください。
不眠や不安、集中力の低下があるからといって、統合失調症とは限りません。
こうした症状は、疲れやストレスなど、さまざまな原因でも起こります。
そのため、この記事では「この症状があれば統合失調症です」という説明ではなく、統合失調症の初期に見られることがある変化について、できるだけ簡単に説明していきますね。
統合失調症の初期症状とは?
統合失調症の初期には、本人や周囲の人が「以前と少し違う」と感じるような変化が現れることがあります。
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)でも、統合失調症では幻覚や妄想だけではなく、意欲の低下や認知機能の変化など、さまざまな症状がみられることが説明されています。
眠れなくなる
初期の変化として、不眠や生活リズムの乱れがみられることがあります。
夜になってもなかなか眠れなかったり、昼夜が逆転したりすることもあります。
僕も体調が悪いときには、睡眠の大切さをかなり感じます。
ただ、「眠れない=統合失調症」ということではありません。
不眠はストレスや生活習慣などでも起こるため、ほかの変化と合わせて考える必要があります。
集中しにくくなる
「学校の授業を聞いていても頭に入ってこない」
「本を読んでいても内容を覚えていない」
「仕事に集中できない」
このような変化が出る場合もあります。
以前は普通にできていたことが、急に難しく感じられることもあるでしょう。
ただ、睡眠不足や疲労でも集中力は低下します。
そのため、これだけで統合失調症と判断することはできません。
人との関わり方が変わることもあります
統合失調症の初期には、人との関わり方に変化が出る場合もあります。
外出や人付き合いを避けるようになる
以前は友達と遊んでいたのに、外出することが減っていく。
学校や仕事に行くことが難しくなってくる。
人と話すこと自体が疲れるようになる。
こうした変化が現れることがあります。
周囲から見ると、「急に付き合いが悪くなった」と思われるかもしれません。
でも、本人の中では「人と関わることがつらい」「外に出るのが怖い」など、何らかの理由がある場合もあります。
興味や意欲がなくなることもあります
今まで好きだったことをしなくなる
以前はゲームや音楽、スポーツなどが好きだったのに、あまり興味を持てなくなる場合があります。
「やりたい」という気持ちが出にくくなり、何もせずに過ごす時間が増えることもあります。
これは統合失調症の陰性症状としてみられることがある変化です。
ただし、こちらも「趣味をやめた=統合失調症」という意味ではありません。
誰でも疲れていれば、好きなことをする気力がなくなることはありますよね。
不安や緊張が強くなることもあります
何となく周囲が気になる
「周りの人が自分を見ている気がする」
「何となく嫌な感じがする」
「いつもより不安になる」
など、物事の感じ方が以前と変わることがあります。
こうした変化が続いたあとに、幻聴や妄想などの症状がはっきりしてくる場合もあります。
ただ、ここも非常に注意が必要です。
不安や緊張は統合失調症だけに起こるものではありません。
精神的なストレスや睡眠不足など、さまざまな原因が考えられます。
「前兆」と「初期症状」は同じなの?
ここは少し分かりにくいですよね。
「前兆」という言葉は、病気がはっきり現れる前に起こる変化という意味で使われることがあります。
一方、「初期症状」は発症した早い段階で現れる症状という意味で使われます。
ただし、統合失調症では「この症状が出たら、○日後に発症する」というように、はっきりした線引きができるわけではありません。
そのため、「前兆を見つければ必ず発症を予測できる」と考えるのは適切ではありません。
初期症状があったら統合失調症なの?
これは、ぜひ覚えておいてほしいところです。
眠れない。
集中できない。
人と会いたくない。
不安が強い。
こうした変化があったとしても、それだけで統合失調症とは判断できません。
症状は一つだけで判断しない
統合失調症の診断では、特定の症状があるかどうかだけではなく、症状の経過や生活への影響などを含めて、専門家が総合的に判断します。
そのため、インターネットのチェックリストを使って自己判断するのはおすすめできません。
以前との違いを見ることが大切
もし自分や家族に気になる変化があった場合は、「以前と比べてどう変わったのか」を考えてみると分かりやすいでしょう。
例えば、
「以前は普通に学校へ行っていたのに、最近ほとんど行けなくなった」
「以前は友達と話していたのに、急に人と会わなくなった」
といった大きな変化です。
気になる症状が続いたらどうすればいい?
もし変化が続いていて、学校や仕事、日常生活に大きな影響が出ているのであれば、一人で抱え込まないでください。
精神科などの医療機関に相談する方法があります。
「こんなことで病院に行っていいのかな?」と思うこともあるかもしれません。
でも、相談すること自体は悪いことではありません。
専門家に現在の状態を確認してもらうことで、何が起きているのかを整理するきっかけになります。
まとめ|小さな変化を知ることも大切です
今回は、統合失調症の初期症状や前兆について説明しました。
統合失調症の初期には、不眠、集中力の低下、人付き合いの変化、意欲の低下、不安や緊張などがみられる場合があります。
ただし、これらは統合失調症だけに起こる症状ではありません。
僕がこの記事で一番伝えたいのは、「一つの症状だけで判断しないでほしい」ということです。
大切なのは、以前と比べてどのような変化が起きているのかを見ること。
そして、その変化が長く続いていたり、日常生活に大きな影響を与えていたりする場合には、専門家に相談することです。
統合失調症について知ることは、本人だけでなく、家族や周囲の人が当事者を理解するためにも役立つと思います。
僕自身も統合失調症歴13年目ですが、自分の症状について知っておくことは、体調の変化に気づくうえでも大切なことだと感じています。
日本の参考文献・参考情報
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)病院「統合失調症」
統合失調症の症状や治療について、一般向けに解説されています。
日本精神神経学会「テーマ1:統合失調症とは何か」
統合失調症の症状や特徴について、専門学会による情報を確認できます。
厚生労働省「こころの情報サイト」
精神疾患やこころの健康について、公的な情報を確認できます。
※この記事は統合失調症について分かりやすく解説することを目的としており、個別の診断や治療の代わりになるものではありません。
最後に|免責事項・注意書き
本ブログで発信している内容は、あくまで僕個人の体験談や調べた論文などの記録に基づいたものです。統合失調症の症状や療養プロセスは人それぞれ異なるため、すべての当事者の方に必ずしも当てはまるわけではありません。
症状や治療について詳しく知りたいこと、不安なことがあれば、必ずご自身の主治医の先生にご相談ください。
僕へのご連絡について: これまでSNS上などで、多くの方の相談に乗らせていただいた実績があります。もし僕に話を聞いてほしいことや、共有したいことがあれば、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください!
ただし、僕は医療従事者ではないため、専門的な治療の判断や、お体の責任を負うようなカウンセリングは致しかねます。あくまで「統合失調症歴13年目の統合失調症経験者」として、お話をお伺いする形になりますので、その点だけご了承いただけますと幸いです(僕個人では対応しきれない重いお悩みなどの場合は、主治医や専門機関へのご相談をお勧めすることがあります)。
専門的な情報をお求めの方へ: 統合失調症に関する、より専門的で正確な情報が必要な場合は、国立精神・神経医療研究センター(NCNP)などの専門機関のホームページを参考にされることを強くお勧めします。
専門的な情報を確認した上で、気になる点はぜひ主治医の先生に質問してみてくださいね。


コメント